どうも、みなさまこんにちは
今回は『フルーツバスケット』-prelude- (劇場版)
の名言を紹介していきます。
フルーツバスケットとはなんぞやという方は、
こちらの記事で紹介していますので
是非ご覧ください。
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劇場版で語られた透の両親の話となるprelude
此の親にして此の子あり
生まれてきてくれたことにありがとう
すべて劇場版を耳で聞き取った準拠のセリフになっています!
原作と漢字が違ったり言い回しが少し違ったりしてもご容赦ください
-prelude- (劇場版)の名言
それではどうぞ!
ⓒ高屋奈月・白泉社 / フルーツバスケット製作委員会
目次
その他シーズン
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-prelude-
中学に入る前には
本田今日子 (-prelude-)
もう手の付けられない子供になっていた
悪い連中とつるんで
悪いことばかりしていた
家庭のことを省みない父
夫と体裁を気にしてばかりいる母
家族でどこか出かけたことはなかったし
3人で食事する自体少なかった
抱きしめられた記憶すら…
だったら生まなきゃ良かったか
本田今日子 (-prelude-)
誰が…
誰が生んでくれって頼んだよ!!
親も
本田今日子 (-prelude-)
つるんでる仲間も信じられず
傷付けた
真夜中 バイクを走らせると
無性に笑い出したいような
泣き出したいような気持ちになった
どこへでも行けそうな気がしたし
どこへも行けないような気持ちに
中学には数えるほどしか行ったことがなくて
本田今日子 (-prelude-)
だから その日出会えたのは
本当に偶然だった
何を
本田勝也 (-prelude-)
そんなに怒っているのですか
説教ではないです
ただ、何がそんなに腹立たしいのかと
全部だよ うるせーな
本田今日子 (-prelude-)
全部 全部 全部むかつくんだよ
あいつも あいつらも あいつらも
お前も!
全部 全部
おまえら全員
大ッ嫌いなんだよ!
人をクズ扱いしやがって
お前らだってクズのくせに
大した人間でもないくせに
みんなみんな
いなくなればいい
お前ら全員死ねばいいんだ
死ね!死ねよ!くたばれ!消えろ!
壊れろ!!
でも
本田勝也 (-prelude-)
かまってほしいんでしょ
振り向いてほしいんでしょ
人に必要とされたいんでしょ
話を聞いてほしくて
分かって受け止めてほしくて
人に
愛されたいのでしょ
俺は そうだよ
なんで
本田今日子 (-prelude-)
こんななっちゃったんだろう
私
私が一番
私に聞きたい
なんで?
なんで こんな
どこで間違ったのか
何が間違いだったのか
悲しい 寂しい
人として
愛し愛される人間になりたかった
なのに
こんな自分にしかなれなかったことが
寂しいんですか
本田勝也 (-prelude-)
じゃあ
抜け出しましょう
一緒に
ああ、俺は本田勝也と言います
よろしく
気付いてるに決まってるだろう
本田勝也 (-prelude-)
うん
眉があったほうが綺麗だ
眉無しさんは
慇懃無礼で
本田今日子 (-prelude-)
癖が強くて
どこか冷めてるような男
だけど
惹かれていった
先生
本田今日子 (-prelude-)
もう寝てるかな
眉書いてのこのこ昼休みに現れる私は
どう見られてるんだろう
なんで会ってくれるんだろう
恋人 いるのかな
父が厳しい人でね
本田勝也 (-prelude-)
礼儀やら何やら
とにかく色々うるさくて
気付けば
そんな父や周りが満足するような自分を
形成することを覚えてしまいました
本音を見せず
建前で振る舞えば
みなさん静かにしてくれましたから
…
嫌いというより壁でしたね
でも母が少し前に病死して以来
ずいぶん小さくなってしまった気がします
張り合いがないですよ
この人
本田今日子 (-prelude-)
寂しいんだ
きっと
この人も
今の自分が寂しい
じゃなきゃ
あんなこと言えない
…
知りたい
もっとこの人のこと
知りたい
でも もう
会えなくなる
捨てられた猫みたいな私を
本田今日子 (-prelude-)
放り出さずにかまってくれた先生
先生 大好き
「私…私、
もっとマシな人間になるよ
勉強もして 高校行くよ
がんばるよ」
自分の幼さが悔しい
自分の今までの生き方が悔しい
せめて
この歳の差はどうにもならないけど
せめて
あの子たちぐらい人間らしく
女の子らしく生きてきたなら
なんにも恥じることなく
好きだって言える自信があったかな
ガキ
本田勝也 (-prelude-)
会う場所なんか他にいくらでもあるんだよ
あんなちっぽけなところが
世界のすべてと思ってるなら
まだガキの証拠だ
それに
一人で勉強を続けるのは大変ですよ
親の思い通りにならない子供は
本田勝也 (-prelude-)
我が子ではないと言い切りますか
一度も間違いを犯さず生きなければ
我が子と認めませんか
あなたがたはそんな
神業的な生き方をしてこられたと
それともここまで無責任に親を放棄できる
特権をお持ちだとでも
俺もあなたがたに意見するのは心苦しいですけど
曲がりなりにも結婚を望んでいる女性の親御さんなんですから
さっき…
本田今日子 (-prelude-)
さっきの
本気じゃ…ないよね
い、いいよ
そこまでしてくれなくていいよ!
そこまで面倒見てくれなくたって
放り出していいんだ
私もう十分だから
もう大丈夫だから
泣いたから
本田勝也 (-prelude-)
寂しいと言って泣いた君は
とても人間らしくて
とても 好きだと思ったから
自分以外はクズだと勘違いしていたことが
俺にもあったけど
あんな馬鹿正直には泣けなかったし
泣けないな
一応 君はまだ中学生だったから
本田勝也 (-prelude-)
気を遣っていたけれど
初めから手放す気なんて
俺を選べよ
まだ信じられないなら
言葉で安心したいなら
好きなだけいくらでも言ってやる
ただ言い損はごめんだ
俺を選べ 今日子
私たちは結婚した
本田今日子 (-prelude-)
祝福はされない結婚だった
本田の人間たちもこぞって反対したそうだ
ただ一人、勝也の父親を除いて
好いている人と生きていけるのなら
透の祖父 (-prelude-)
それに勝る幸せはないさね
ただ、たしかに二人はまだ若いからね
反対する者の苦言もきちんと受け止めなさい
その上で少しずつ少しずつ
態度で示していけばいい
二人は
二人でいるからこそ
幸せなんだと
休日には決まってどこか出かけていた
本田今日子 (-prelude-)
行き場所なんてどこでもよくて
二人でいることが
お互いの存在が大切だった
私…ない…
本田今日子 (-prelude-)
子供産む自信…ない…
勝也の子供できたのは嬉しいけど
子供って人間でしょ…
私…
私に人間を産む資格あるのかな
こんなお世辞にも良い生き方してきたなんて言えない私が
人間を産んで人間を育てるなんてできるのかな
私のせいで子供が不幸になったらどうしよう
私のせいでいじめられたり
傷付いたり
泣いたりしたらどうしよう
私から生まれてきたくなかったなんて言われたら
私…なんてこと言ったんだろ
本田今日子 (-prelude-)
お母さんがあの時
どんな気持ちでそれを聞いたかなんて分からないけど
私が子供に言われたら
死にたくなる
私… ひどいこと言った…
自分が言われたら傷付くこと
人には平気で口にした…
生まれてくる子が
本田勝也 (-prelude-)
一人の人間なんだってことを
分かってる今日子は
大丈夫だよ
同じ人間同士
自分がしてもらって嬉しかったことを
自分がされて悲しかったことを
忘れないでいてあげよう
たくさん抱きしめて触れて
声を聞いてあげよう
悪いことをしたら
なぜそれが悪いことなのかを
ちゃんと教えてあげよう
もし
そしてもし 感情に任せて
ぶってしまったりした時は
ちゃんと謝ろう
そして
また抱きしめよう
二人で そうやって育てよう
勝也曰く 隠し味だって
本田今日子 (-prelude-)
甘いものに塩を入れると
いい感じの味が出るように
透にもそんな女の子になってほしいって
勝也が…
透の祖父 (-prelude-)
勝也が結婚すると言ってきた時
心底嬉しかった
何に対しても執着や本音を見せなかったあの子が
ちゃんと人を愛してくれたんだなって
人間は
不思議だねぇ
人間は 人間と巡り合う中で
様々な可能性を生む
良いことも 悪いことも
わしはダメな父親だった
勝也も長いこと苦しめて
恨まれても仕方ない
でも
ちゃんと幸せになってくれた
今日子さんと巡り合って
ありがとう 今日子さん
透が生まれてからも
本田今日子 (-prelude-)
三人でよく出掛けた
勝也が透を抱くときの
優しい顔が
泣きたくなるほど好きで
泣きたくなるほどの幸せは
ずっと続くと
いない…!
本田今日子 (-prelude-)
もういない…!
どこにもいない!!
いない…勝也は…
…おいてかないで
おいて…いかないで…!!
勝也
もういない
どこにも
もう会えない
二度と
親も
本田今日子 (-prelude-)
教師も
偉い人も
子供も
大人も
私も
勝也も
必要な人間なんかじゃないんだ
世界にとって誰が死のうと
世界はひとつも困らない
いつものように夜は来て朝は来る
世界はきっと誰も必要となんてしていない
だけど それは悲しくて
それはとても寂しいことで
だから人間は人間を求めるんだ
きっと 誰かを必要としたい
誰かに必要とされたい
そんな誰かに出会いたい
勝也…
私にとって勝也は
そんな誰かだったんだよ
必要な人だった
大好きだった
やっと出会えた人だったのに
透…
本田今日子 (-prelude-)
私 あの子と
口を利いたの
いつが最後だった
全然話してない
声を聞いてない
ご飯どうしてたっけ
だめだ 虚ろで思い出せない
ととさんが何度も来てくれてたような気もするけど
透…!
透!!
おかえりなさい
本田透 (-prelude-)
ただ…い…ま
本田今日子 (-prelude-)
ごめん…
ごめん…ただいま…
ごめん…ごめん…
ただいま…
待たせてごめん…
待っててくれて…
ありがとう…!
ありがとう
ありがとう
透…!
いつだって
本田今日子 (-prelude-)
いつだって 私はバカで
いつだって
一度は道に迷わなければ
自分の答えに辿り着けない
世界は必要としなくたって
必要として
必要としてくれる誰かのために
生きてく
私は そうやって生きてく
あんたたちは
本田今日子 (-prelude-)
どんな風に生きるだろう
透は
あんたたちは
どれくらい道に迷って
どれくらいの時間をかけて
自分の答えに辿り着くのかな
幸せになって
どうか どうか
どうか
透が
幸せになりますように
どうか
たくさんの人に
愛されますように
迷っても 間違っても
本田今日子 (-prelude-)
最後には
生きたことに誇りを持てる
がんばったねって
言ってもらえるような一生を
送って
嬉しいことや
悲しいことを繰り返して
そうやって
そうやって…