すてきな季節の曲たち

どうも、みなさまこんにちは。
今回は季節の曲について語りたいです。

季節の曲って言うと春夏秋冬の代表4曲と
思われるかもしれませんが
1月~12月の代表曲を私の好きな曲の中で
勝手に選抜してみてその曲の素晴らしさを紹介したいと思う
ただそれだけの記事になります。

音楽系のものって実際に自分の耳で聴いてなんぼなので
文章で紹介しても全く伝わらないのは承知ですが、
好きな曲のエモさをなんとか伝えてみようと思います。
それではどうぞ!


1月:車輪の唄



♪ BUMP OF CHICKEN
2004年12月1日発売

https://youtu.be/x9S9oygUEW0

BUMP OF CHICKENの8枚目のシングルです。

この曲がなぜ1月なのかは
まず歌詞の情景を思い浮かべると
スタジオジブリ作品の『耳をすませば』を彷彿とさせます。
というかもうそれしか思い浮かばないくらい詞とマッチしており、
僕の中では耳をすませばの曲と思っています。

まだYouTubeにYouTuberがいなかった頃は、
アニメの動画とかMADとか蔓延っていたのですけど、
その時に車輪の唄がBGMで映像が耳をすませばのMADがあり、
今でも強烈に印象に残っています。
たしか2006年だか2007年だかの時代だと思うのですが
サムネも覚えているのですが探しても見つかりませんでした。

で、話を戻して
『耳をすませば』と”1月”がどう関係が?
とお思いになると思いますが、
『耳をすませば』は金曜ロードショーで
1月に放送されまくっていたからです。
毎年恒例みたいな感じになっていた時期もあると思います。

『耳をすませば』の物語は
夏から始まり最後は半年後の冬で終わります。
月島雫という女の子と、
天沢聖司という男の子の、
恋物語のようであり、将来の夢を追う、
青春真っ只中みたいな作品です。
受験シーズンに向けた意図もあって
1月にTV放送していたのかもしれませんね。
舞台が聖蹟桜ヶ丘なのですが、
大学生の頃に4年間ここに通っていたので
なんだか懐かしい気持ちにさせられます。

で、車輪の唄はどんな曲かというと
登場人物が男女かは分かりませんが、
仲の良い2人の登場人物がいて片方が旅立つので見送る
って感じの曲です。

約束だよ 必ず いつの日かまた会おう

この別れは永遠なのか、一時なのか
それは曲を聴いている人それぞれの中で完結しますし
僕は『耳をすませば』という作品を勝手に重ねていますが
やはり音楽の良さってのは自身の経験や記憶に基づいて
各々で解釈をしていいけるところが良さですね。



2月:もどかしい世界の上で



♪ 牧野由衣
2006年10月25日発売

https://youtu.be/NlABN3wFKYE

この曲はアニメ『NHKにようこそ!』という
深夜アニメのエンディング曲でした。
その物語の導線を知っていれば
歌詞がめちゃくちゃ刺さります。
花も草木も何もない彩りを忘れてしまったかのような
真冬が似合う曲だと僕は思います。

『NHKにようこそ!』とはなんぞやって方は
記事を書いているので興味があればご覧ください。

NHKにようこそ!ってなんですか?という方へ

どうも、みなさんこんにちは。今回は『NHKにようこそ!』について語りたいと思います。(ちなみにアニメ版の正式タイトルは『N・H・Kにようこそ!』です。) 引きこもりの主人公、佐藤達広が自分の人生をどうにかしようと周りの人間に助けられ[…]

NHKにようこそ! アイキャッチ


ざっくり説明すると
大学中退して引きこもりのニートになってしまった主人公が
引きこもり脱却を志す作品です。
色々な人の手助けがあるのですが、
結局最後は自分がどうしたいか、
どうなりたいかを考えさせられる
非常に現実的な内容をテーマにしており
2006年のアニメなのですが中々のクオリティです。

そんな『NHKにようこそ!』に完全に引っ張られて
物語の終盤は真冬で、季節の彩りもなく
人生の彩りも失った物語の主人公&ヒロインの
佐藤くんと岬ちゃんなのですが
微かな希望を見出して自らの意志で引きこもり脱却する姿と
2クール目からのエンディングで毎回流れるこの
『もどかしい世界の上で』が相まって
なんにもない寂しい季節はこの曲を聴くに限ります。
ってことで2月に選抜しました。

ちっぽけな世界なのに
何故だろう この両手には大きすぎる

はてしない世界なのに
何故だろう この両手には小さすぎる


虚無感オブ虚無感って感じです。
虚無なのに希望に夢を見る
そんな曲です。
是非アニメも併せて見て聴いて感じてほしいです。



3月:スピカ



♪ スピッツ
1998年7月7日発売

https://youtu.be/skTm1_kwR8w

これはけっこう古い曲ですが
僕はリアルタイムな世代ではなく、
スピッツの曲を聴くようになったのも
わりと2018年頃とかで
めちゃくちゃにわかなのですけども
この曲だけに関してはわりと昔から知っていたのです。

ハチミツとクローバー』という
ノイタミナ枠1作目の伝説のアニメがあるのですが
そこの挿入歌でこの曲が使われております。
この作品の作者が羽海野チカさんという方なのですが
スピッツとスガシカオの大ファンで、
作中の挿入歌として頻繁に使われているみたいです。
基本的に挿入歌は1回きりの使用で、
このスピカに関しては第24話の挿入歌として使わています。

物語の主人公である竹本くんという大学生の青年が、
色々と思い悩むことが多々あり、
夏休みに自分探しの旅をし始めて、
東京から北海道まで自転車で旅をしにいきます。
道中に様々な出会いを経て、
北海道の最北端の宗谷岬を駆け抜ける際に曲が使われ
竹本くん自身も心のもやもやが晴れて清々しくなり
どこか吹っ切れて一皮むけた様子で東京に戻ってきます。

ん、じゃあこれ夏を彷彿とさせる曲なんじゃね?
と思われますが、
あくまで僕がスピカを初めて聴いたのは
ハチミツとクローバーだったという話であり
ではなぜスピカが3月の曲なのかと言いますと
歌詞に出てくる

やがて来る 大好きな季節を思い描いてたら

というフレーズがどうしても桜の季節を連想させ、
しかもスピッツとの邂逅が3月頃なんですよね僕。
そんな時期に今再び聴きまくっていたら
すっかり春が待ち遠しいような曲のイメージがつきました。

実際にこの曲には季節の意図は
ジャケットから連想するに秋とかなのでしょうが、
僕がたまたま3月にめちゃくちゃ聴いてただけなので
歌詞も相まって3月の代表に選抜しました。
曲調もこれから新しい何かわくわくするようなことが
待っているかのようなテンポで進んでいくので
もうこれは完全に春が待ち遠しい3月の曲ですね。

レミオロメンの3月9日も好きですが、
あれは言わずもがなですかね
(そもそもiTunesに入ってませんでした)



4月:pinkie



♪ BUMP OP CHICKEN
2010年4月14日発売

https://youtu.be/gC2-tV3ZCLM

この曲はタイトルにもあるように
そして歌詞の中にもあるように
をテーマにした曲なのですが、
BUMP史上一番難解な曲だと僕は思います。
単純な“桜”を歌ったような曲ではなく
BUMPの得意とする精神的な部分に
フォーカスした感じでもなく
過去だとか未来だとかが出て来ていて
単純に詞を読むとなんか前後で矛盾してない?
どういう意味なんこれ????
って感覚に陥る曲です。

未来の私が笑ってなくても
あなたとの今を覚えてて欲しい

ヒントとして作詞者の藤原基央さんは、
シングルで出した曲のカップリングにあたる曲は
対になるようなイメージとかなんとか
どっかのインタビューだか記事だかで
答えていたような記憶があるので
この曲はHAPPYのカップリング曲なので、
HAPPYの対極した立ち位置みたいなニュアンスで捉えれば
答えが見えてくるのかもしれませんが、
僕にはこの曲に出会って10年くらい経っても全然分からず、
日常のふとした瞬間でpinkieを思い起させるような
出来事や感覚に遭遇したことはありません。

解説してるサイトとかも色々見たりするのですが、
この曲だけはいまひとつピンとくるような解釈がなく、
それは恐らく僕が体験したことのないような感覚や、
経験だからなのではないかと思います。
BUMPの曲って基本的に新しい価値観というよりかは
言葉に表せないけど知っている感覚が言語化されているのです。
なので共感オブ共感でめちゃくちゃ泣けて素晴らしいんですね。

他人からただ一方的に与えられた解釈で納得できるわけもなく
いつの日か僕にもこの曲の意味が解る時が来るではないか
そんな淡い期待を胸に日々暮らしております。

曲調に関しては1曲の中にサビが2メロくらい存在してるかのような
そんなちょっとトリッキーな変わった曲なのですが、
旋律がとてもクセになる心地良さです。



5月:Another Story



♪ Mr.Children
2007年3月14日発売

https://youtu.be/QrB4igKeTlU

この曲はアルバム曲で
あまりメジャーな曲ではなく
ミスチルファンの中では有名な曲みたいな
立ち位置の曲なのですが、
僕が初めてミスチルのアルバムを買ったのが
この『HOME』で、そこから取りつかれるように
ミスチルにハマっていきました。
ライブも3、4回くらい行ったことあります。

ミスチルの中でもこのHOMEというアルバムは
まったりのほほんとしたコンセプトのような
なんてことのない日常の中に喜びを見出すような
穏やかな気持ちになれる曲は非常に多いです。

このAnother Storyはどんな曲かと言いますと
喧嘩した男女が仲直りするみたいな曲です。
なんてことないささやかな日常の中で過ごし、
いざ君が僕の日常から消えてしまったら
無下にしてしまっていたことや、
自分のことばかり優先してしまっていたことを
ごめんねという気持ちで反省しているような
聴いててなんとも切なくなるような曲です。

朝が来て日常が僕らを叩き起こし
逃げるようにベッドから這い出る

曲の中に出てくるフレーズがとても秀逸で
2007年くらいまでの桜井和寿さんのセンスは
マジで化け物レベルだと思いました。
それが曲のメロディーに乗ってるって凄いですよね。

んで、
なぜこの曲が5月なのかというと、
まず一つ目は暑くもなく寒くもない
ほがらかな気候の5月っぽい雰囲気を曲調から感じること。
そして二つ目は完全に僕の個人的な思い出なのですけど、
大学生の頃に体がちぎれるくらいの片思いをしていまして、
学校へ向かうバスの車窓から、
僕が好きだった人が横断歩道を渡っている姿を偶然見かけて

よく出かけた公園をバスは今通過中
いつかの君が横切る

というこの曲の詞が強烈に鮮明に植え付けられてしまい
一時期この曲を聴くたびにその人のことを思い出しては
切ない感情に苛まれていたという理由です。(気持ち悪い)

それだけじゃなくて
片思いの始まりって結局は
その人に優しくされたこととか
しゃべっててとても楽しいと思えたりとか
そういう些細なちょろい理由で人を好きになってしまって、
どういう人なんだろう?そういう一面もあるんだね
みたいな、その人のことを知れば知るほど
勝手に好きな感情が肥大化していったりするんですけど、
(私だけでしたら気持ち悪くてごめんなさい)
あの頃は優しかったのに、
もうそんな君ともふれあうことが出来ないという
苦しさとかもどかしさとか勿体なさとか
一体どうすればよかったのかとか
そんな感情だらけで聴く以下のフレーズが
めちゃくちゃやばいんです

どんな風に言えば 優しい君は戻ってくるかなぁ?

私情入りまくりで曲の意図とだいぶ逸脱してますけど
この曲は5月の切ない大学時代を思い起こさせますねぇ

もう今の年齢になって
こんなはち切れんばかりの恋はしないし
なんだか人を好きになる感情も失ってしまったような
そんな感じになってしまっているのですが
思い出だけは色褪せることがありませんね。



6月:ウェザーリポート



♪ BUMP OF CHICKEN
2010年12月15日発売

https://youtu.be/AAZFn21B0O8

この曲はアルバム曲で、
COSMONAUT』というアルバムに収録されています。
このアルバム自体が小学生時代を彷彿とさせるような曲が
非常に多く収録されており非常にエモエモのエモです。
小学生時代を彷彿させるというのは、
まだなんにも成熟してない脳みそで感じたものを
藤原基央さんがめちゃくちゃ共感できる詞で収めているのです。

そしてこの『ウェザーリポート』もその例にもれず
めちゃくちゃ小学生時代を思い起こさせるような
歯痒いような小恥ずかしいような
それでいてめちゃくちゃ泣ける曲になっています。
僕は朝の通勤電車で真剣に聴いてたら涙流しました。

「雨」や「傘」を大きく扱っており、
詞の中に出てくる二人の登場人物がいます。
片方は恐らく作詞者である藤原基央さん目線で、
もう片方が精神的にひどい目にあったような方で、
あんなことがあったの何で平気な顔していられるんだろう
なんで何事もなかったかのように笑顔を取り繕えるのだろう
そしてそのことに触れない自分はなんなんだろう
みたいな曲です。
幼い頃って誰しもこういう経験ありますよね。

さすがにそれはマズいだろってレベルの
精神的にもよろしくないような事ってあると思うんです
例えば分かり易い例で言うと「いじめ」とかですね。
ひどい目に遭っても何もなかったようにやり過ごす人
それってまだ、こういう時にどんな感じで振る舞えば良いか
分からなかったりする時にそうなりがちだと思うんですよね。
ショッキングなことを受けて内心平気な人なんていないと思いますし
別に強がっているわけでもないと思うのです。
ただ、自分がどうリアクションをとれば良いのか
分からないだけだと思うんです。

あなたの あの笑顔が あなたの心を隠していた

そんな心の機微を歌ったような曲が
この『ウェザーリポート』なのです。
いや、藤原基央さん天才ですかと。
天才なんです。
別に僕もそんな具体的な経験はしたことない人生でしたが、
人の気持ちとか、今どう思ってるんだろうとか、
そういうことに結構敏感なタイプなので
この曲の共感値がめちゃくちゃ高いんですよね。

今までなんとなく聴いてたんですけど
真剣に情景を思い浮かべながら聴いた時は
電車の中で涙がこぼれてました。

なんで6月なのかは、
「雨」とか「傘」とかが出てくるので
そんな季節を連想させやすいかなという理由です。



7月:ハミングバード



♪ YUKI
2003年3月19日発売

https://youtu.be/sdMYDWc_VIo

この曲はCaravanという方が原曲を作り、
YUKIバージョンでアレンジ&詞も少し変わっています。

7月の理由は、
歌詞にも出てくる一小節で

白いキャンバスに描く空
深いスカイブルー越えたら
広がる 無限のジオラマ

この部分なのですが、
僕が思う最高に青々しい海と空を、
寝てるの時の夢で見て
目が覚めた後も印象的に残っていて
こんな景色をいつか現実でも見てみたいなぁ
とか思ってその後の人生を過ごしていたのですが、
その少し後にこの曲と出会い、
まさにその夢とそっくりな情景が詞になっていると
とても感動したのを覚えています。

こんな景色をいつか見るために
僕は生きているのかもしれないような
そんなことを思わせてくれる曲で、
僕は海を見るのが好きなので
夏に見れたら最高ですよね。

曲そのもの自体は
お互いの価値観が合わず別れた恋人の
失恋ソングのような曲になっています。
が、やはり使われている楽器の音だったり、
曲の旋律だったりが
とても清々しいほどに透き通っていて
あの果てしなく青い海を思い浮かべてしまいます。
海に行きたいです。



8月:カゲロウ



♪ レペゼン地球
2019年8月30日公開

https://youtu.be/mxyi-_WsRks

レペゼン地球という、どこのレーベルにも所属せず
自分たちだけでプロモーションを行って知名度を上げてきた
伝説の5人組DJ集団がおりました。
主にYouTubeとTwitterでプロモーションを行い、
2020年12月26日の福岡ドーム公演を以て解散し、
現在は世界を目指すためにCandy Foxxとして活動しています。
詳しくは以下の記事で紹介しているので読んでみて下さい。

レペゼン地球ってなんですか?という方へ

どうも、みなさまこんにちは今回はレペゼン地球について語ります。レペゼン地球とは福岡出身のDJ集団で2020年12月26日の福岡ドームのライブを以て解散を発表しております。ニッチな分野での人気なのかもしれませんが、YouTubeでは動画をあ[…]



楽曲は基本的にDJっぽいものが多いのですが
普通にJ-POPのような曲もあります。
中でもこのカゲロウという曲はディスコグラフィの中でも
異彩を放っておりファンの中でも非常に人気の高い曲です。
ライブで演奏される率も高く、
そしてレペゼン地球としての動画でのピアノアレンジverとして
シリアスな報告をする際にも使われることも多々ありました。

楽曲自体は非常に夏を連想させるような
爽やかで青々しい情景が目に浮かび、
MVもアニメーションで作成されており、
青を基調とした映像に仕上がっています。
現在は公式のものは全て非公開となってしまっているので
誰かが転載した動画となっております。

夏は暑すぎなければこれくらい爽やかに過ごせるのですが、
日本の気候はどうにも極端に振り切ってばかりですよね。



9月:話がしたいよ



♪ BUMP OF CHICKEN
2018年11月14日発売

https://youtu.be/G6s8HF1WsJY

この曲はここ最近の曲では最強にエモいです。
藤原基央の天才ぶりが最高潮に発揮されていると思います。
MVは仲良し幼馴染バンドを全面的に押し売りだしていて
あまり曲の良さと映像は相関が無いのですが、
目を瞑って頂いて歌詞に注目してほしい曲ですね。

BUMPの曲は特定の”何か”に当てはめず
自分が経験してきたことに
当てはめられるのが良いところで
例えばそれは恋人とのことであったり、
大切な家族だったり、ペットだったり、
様々なものごと、シチュエーションに合わせて聴ける曲が多いく
非常に共感性が高いのです。

この『話がしたいよ』という曲もそれに漏れず
自身の思う大切だと思っていたもの
大切だったものを思い浮かべて聴いて欲しいです。
僕はもっぱら以前に付き合っていた人のことを
思い浮かべてしまうのですが
歌詞の情景がドンピシャすぎて切なすぎるんですよね。

抗いようもなく忘れながら生きているよ
ねぇ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう
鼻で愛想笑  綺麗事 夏の終わる匂い
まだ覚えているよ
話がしたいよ

なんかここまで人の何気ない所作とかを
誰もがやっているであろう些細なことを
歌詞にして曲に乗せて表現できるって
凄まじくないですか?

もしかしたら存在したであろう未来のこと、
まだ見ぬ会話を紡ぐことができた可能性、
それがもし続いていたとしても、
結局は当たり障りのない日常の延長で、
それでもいなくなってしまえば会いたくなる。
普通に暮らす今の日々で思い出すことなんてのは
ほとんどないのですけど
切なすぎますね。

さらっと埋もれてしまっているような曲なのですが、
21世紀に残したい曲のひとつですこれは。

9月の理由は夏の終わりと共に
終わってしまった関係を連想させるのと
実際に僕の恋が終わったのが
夏の終わりと共にだったのが理由ですね。笑



10月:スパークル(movie ver.)



♪ RADWIMPS
2016年8月24日発売

https://youtu.be/tpH8TEkKQI4

10月と言えばこれです。
映画『君の名は。』の中で使われる曲なのですが、
10月4日の秋祭りの日に彗星が落ちてくるという物語です。
『君の名は。』に関しては以下の記事でも書いてるので
興味があればご覧下さい。

『君の名は。』について熱く語ってます。

どうも、みなさんこんにちは。今回は日本で社会的ブームになった『君の名は。』について語ります。『君の名は。』ってなんですか?って方はあまり居ないとは思いますが、タイトルだけ知っていて作品の内容は知りませんという方もいると思います。本稿に関し[…]



普通のずっと歌ありverもあるのですが、
僕は映画『君の名は。』を見過ぎて条件反射的な感じで
こっちのmovie ver.じゃないとダメな体質になってしまいました。
目瞑ってても曲聴いただけでどのシーンなのか大体わかります。
それほどにこの曲と新海誠監督の創り出す映像が素晴らしいのです。
物語の展開・人物の感情の動き・生きていて欲しいと願う思い
そしてまたどこかで会えると信じて・・・

この曲の素晴らしいところは
1番と2番のサビが歌声入ってないのですが
ピアノとバイオリンがすんごく良いです。
むしろこっちが正解なんじゃないかと僕は思います。
楽器の音だけで人を感動させることができるカノンのような。

ちなみに僕がこの世で一番素晴らしいと感じた作品は
『君の名は。』なんですけど、
次作の『天気の子』はめちゃくちゃ微妙でした。



11月:楓


♪ スピッツ
1998年7月7日発売

https://youtu.be/YapsFDcGe_s

この曲は言わずもがな秋の曲なのですが、
僕は頭が悪すぎて”楓”という言葉の意味を最近知りました。
流川楓とか人の名前っていう認識はしていましたが、
紅葉の意味があることに驚きを隠せませんでした。
語源はカエルの手に似ているから”カエデ”と言うとか
諸説あるみたいです。

秋が季節の中で一番好きな僕にとって
その季節の中に身を置いてこの曲を聴くのが
最高に至福のひとときです。
NHKで『植物男子ベランダー』というのが放送していて
僕はたまたまテレビのチャンネルを回していたら見かけたのですけど、
その時このスピッツの『楓』が流れていたのと、
吉野弘さんという方の『紅葉』という詞が
一緒に映し出されていたのが非常に印象的でした。

夏、緑の鮮やかさを競っている木々が
秋、赤の鮮やかさを競っている


赤の鮮やかさを競った紅葉には
もう、競うべき色がない

次は、自らを地面に振舞うこと
冷えた地面に紅潮させる試み

次は?
次は──



吉野弘 – 『紅葉』

そこからというもの、
秋と言ったら紅葉。
紅葉と言ったらスピッツの楓です。

紅葉にも色々な種類が存在しているらしく、
僕の近所には街路樹に紅葉の木が植えられているのですけど、
そこの葉はまさにスピッツのジャケットと同じ感じで
12月末頃まで葉をつけて彩っています。
1月くらいになる頃にはすべて枯れ落ちて
また春になると新緑で覆われているので、
色々な紅葉を見つける旅に出たくなります。
誰か一緒に行きませんか?



12月:空風の帰り道


♪ Mr.Children
2002年12月11日発売

https://youtu.be/MuWD67V4ls0

この曲は僕が高校生の時に死ぬほど聴いていた曲です。
いつも下校の帰り道で聴いてました。
高校生って真冬でもアウター着ないじゃないですか、
そのせいかめちゃくちゃ寒さが沁みて
さらに彼女もいないし寂しさが沁みて
この曲のように自分以外の誰か(かわいい女の子)の温もり
を感じたいと切に願っていた頃ですね。
当時聴きすぎてiTunesの再生回数が1000回超えていたと思います。

曲自体も物凄くピュアな恋愛ソングで、
ミスチルにラブソングを歌わせたら右に出る者はいない
ってくらい当時のMr.Childrenの奏でる音と言葉は
凄まじいものがありました。

「さよなら」は悲しい響きだけど
君とならば愛の言葉

また会えるから、
今日のさよならは悲しくないよっていう。
でもいつまで続く永遠はないから
今という時間を大切に過ごしたいですね。

ap bank fes ’07という野外フェスでも演奏されたのですが、
冬の曲なのに夏にも沁みるっていう最高の曲です。
でもやっぱなんにもない冬の帰り道に
物思いに耽りながら聴きたくなります。



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