フルーツバスケット -1期名言-

7話~9話 (page.3)

ハリィはね、左の目がほとんど見えないんだよ
ハリィは恋人がいたの
佳菜って言って、とっても良い人で
結婚の約束もしてたんだ
けど、慊人が怒った

すごく怒って、結婚は反対だった暴れて
ハリィの目に怪我させた
でも、ハリィは慊人を責めなかったよ
佳菜のほうが自分を責めてた
自分のせいでハリィの目がって責め続けて
とうとう心の病気になっちゃって
だから、ハリィは佳菜の記憶を消しちゃったんだ
ボロボロになっていく佳菜を見ていられなくて
二人、愛し合ってた時間を消しちゃったんだ

佳菜は出て行った
ハリィは泣いてた
でも、やっぱり慊人を責めなかったよ
それが呪いだから

ハリィはもう佳菜みたいな人を出したくないんだ
透には佳菜みたいに傷ついてほしくないんだよ

草摩紅葉 (1sr Season 7話)




私、みなさんと出会えて良かったです
もし本当に何かに利用されて今の暮らしがあるのだとしたら
私はありがとうと言いたいです
関わらなければなんて後悔だけは絶対にしません
今の私がいるのは草摩くんたちのおかげ

本田透 (1st Season 7話)




彼女は俺にとって春だった
暗く閉ざされた檻の中で
いつのまにか冷え切った雪になっていたのが俺ならば
彼女は新鮮で鮮明な春だった
まるでそれが必然のように愛した

草摩はとり (1st Season 7話)




でもやっと理由が分かった
なんで抱きしめてくれないのかなって思ってたんだ
そうだよね 怖いよね 知られたくないよね
他人と距離を置いちゃうよね
好きな人なら尚更

でも、怖がらないで
私を拒絶しないで
私は、はとりと会えて嬉しい
はとりを好きになって幸せ
そばにいたいの

草摩佳菜 (1st Season 7話)




涙が出た
生まれて初めて何かを許されたような
救われたような気分だった
凍てつく雪が春の息吹で溶けていくように
涙が止まらなかった

草摩はとり (1st Season 7話)




これは 報い
傷付けようが泣かれようが
命令ならば仕方ないと記憶を剥奪してきた
その報い

まさか
一番大事な人の記憶を
一番大事な思い出を
この手で消すことになるなんて

謝るのは俺の方だ
守れなかったのも俺の方だ

ありがとう、佳菜
もう大丈夫だから
もう苦しむことはないから

草摩はとり (1st Season 7話)




神様
どうか彼女が今度こそ
幸せになれる誰かと出会えますよう
祈るから
俺は一生溶けない雪に囲まれて
死んでもかまわないから
どうか どうか

草摩はとり (1st Season 7話)




春になりますね
今はどんなに寒くても
春はまたやってくる、必ず
不思議ですね

本田透 (1st Season 7話)




じゃあ今年は本当に一人なのね
今までお母さまと一緒に過ごしてきたお正月が
今年は一人きりなのね

一緒にいてあげるって私もありさも言ったけれど
家族といてあげてくださいって笑っていたわ
でも、透くんは?
紅白も、ゆく年くる年も、箱根駅伝も
お母様と一緒に見た思い出でいっぱいでしょうに
今年はどんな気持ちでそれを見るの

本当に、透くんはそれで平気なの?
本当にそれで、大丈夫なの?

花島咲 (1st Season 8話)




俺の初恋は由希だから

夾も好きだけど
由希は俺にとって特別なやつだから
ガキの頃は大嫌いだったけどな

───鼠だから

昔話であるだろ
ネズミは牛の背に乗り宴へってやつ
あれで無意識に敵視してた
それに牛は馬鹿で間抜けだから
そんな利用されるんだって
ガキの頃からまわりの大人に笑われてた

草摩潑春 (1st Season 9話)




そんなある日だ
由希とばったり会った
実はそれまで言葉を交わしたことがなかった
俺はブチッとキレて溜めてたもん全部ぶちまけてた

それ以来、キレる回数が減ったんだ
一番心に溜めていたもんを
由希が言わせてくれた
心の枷を外してくれた

驚いた 想像してた由希と全然違くて
そうなんだよな
俺も由希を 卑怯な鼠と決めつけてたんだ
あの日由希に会えて良かった
じゃなきゃ今も誤解したまま嫌ってた
それこそ、本当の馬鹿だ

草摩潑春 (1st Season 9話)




     
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