フルーツバスケット -1期名言-

22話~25話 (page.8)


どうして
咲はいつも黙ってるの
いじめだって
どうして黙って受け続けてるの
当然の報いって思ってるの

咲にとって
人は罰を与える存在で
それ以上でもそれ以下でもなくて
一生そうやって生きていくつもりなの

じゃあ俺は祈るよ
咲が、一生そうやって
ひとりぼっちでいて良いはずないから

この世界に
人が溢れるこの世界に
咲を大切に思ってくれる人が
ひとりもいないなんて
そんなことあるはずがないから

だから 会いに来てください
遠い国にいるのなら
飛行機に乗って
早く できるだけ早く
咲の目の前に現れてください

花島恵 (1st Season 22話)




あの頃
帰る日 見上げる空は
震えるくらい寂しく見えた

不思議
いつのまにか優しく見えて
伸びてゆく影がひとつじゃなくなった

それだけのことなのに
たった それだけのことなのに

一緒…にいたい
一緒にいたい

花島咲 (1st Season 22話)




人間ってさ
他人を求めずにはいられないんだよ
たぶん
たぶん、どんな人に虐げられても絶望しても
家族にどんなに愛されても
やっぱり 他人に受け入れてほしくなるんだよ
きっとさ

それに
それに親って
子供が幸せそうにしてたらさ
それで本当に十分なんだよ

だからさ
あんたたちもいつかさ
それぞれ別の道を歩き出すとしてもさ
薄情とか 寂しいとか
そんなことないよ
続いていくものは
きっと 必ず あるはずだから

本田今日子 (1st Season 22話)




変わっていないね
お前はこれからもそうして生きていくのか
耳を塞ぎ 目を閉じ
由希を憎むことで全てを覆い隠し
そんな形でしか自分を保っていけないのか
そして、そして死んでいくのか
たったひとりで 祖父のように

草摩籍真 (1st Season 24話)




お前は言ったな ここが嫌だと
だが違う
お前は逃げようとしているだけだよ
ぬるま湯と称したあたたかいものが
自分を癒していくのが分かる
だが 本当のことを
本来の姿を知られたくはない
知られて失うのが怖い
その曖昧な状況から
お前は逃げようとしているだけなんだよ

草摩籍真 (1st Season 24話)




いっそ失うなら
もうこれ以上ないってくらい
傷つけて ダメにしてやる
こいつが二度と気に病まずに済むくらい
振り向く気にもならないくらい
ダメにしてやる

もう嫌なんだ
失うのも
同情されるのも
惨めな気持ちになるのも
押し付けられるのも

草摩夾 (1st Season 24話)




でもこれからは
ちゃんと分かっていきたい
これからは夾くんが私の弱音を
ちゃんと聞いてくださるように
夾くんの弱音も私に聞かせてほしい
つらいことも 怖いことも弱いことも
ちゃんと教えてほしい
悩ませてほしい

一緒に 

一緒に暮らしていきたいから
ごはん食べたり
勉強したり
悩んだり
そんな風にこれからも一緒に
一緒に過ごしたいんです

本田透 (1st Season 24話)




俺が
俺が怒るとでも思ったのかよ
俺に呆れたかよ
世話ばっか焼かせてごめん
ガキみたいに甘えて
道場に帰るとかそんな
師匠を逃げ場所みたいにしてごめん

でも、俺はこんなだけど
まだこんなだけど
でもいつか
いつかはちゃんと一人で立って
歩いていけるようなやつになるよ
傷付けたり重荷になったりしないで
師匠が 師匠が
俺の親父なんだって言えるような
そんなやつに 俺はなる

草摩夾 (1st Season 25話)




本田さん
俺、前よりネクタイの結び方
マシになってきたんだ
野菜を枯らす回数も減ってきたし
他人とも前より会話をしてると思う
そんなの他愛もないことだけど
でもそうやって
苦手にしてたこともやっていこうって
少しずつでも
そうやって変わっていけたらって

草摩由希 (1st Season 25話)




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