フルーツバスケット -2期名言-

10話~12話 (page.4)

なんでお前らは
馬鹿正直に透をほっぽって
慊人のところに行くんだって思ってたけど
そうだよな
慊人より透をとったら
慊人は怒るよな
透の印象を悪くするだけだよな

お前ら 由希も
守ってたんだよな
慊人から 透を

草摩夾 (2nd Season 10話)




師匠さんが花火の光りを伝えたのは
幽閉される未来のためでは決してなくて

由希くんが戦い続けているのは
草摩に戻りたいからではなくて

たぶん本当は
心の底で自由に願う未来があるはず
でも呪いが
それを縛り付けてしまうのならば
私は呪いを解きたい

身のほど知らずだと思います
守るなんて口で言うのは簡単です
でも それでも
全てから解放されたみなさんが
心から泣き
心から笑える日が来るのならば
罰が本当に下るとしても
呪いを解きたい

本田透 (2nd Season 10話)




悲しむべきはむしろ
十二支の皆が慊人に逆らう強い意志を持てないことです
あの子はまるで小さな子供だ
火が付いたように泣き叫ぶことしか知らない
脆く 不安定な子供

しかし十二支の彼らにとって
慊人は神のような存在
畏れ敬うべき存在
弱者と強者
無関係の者からすれば
ただの一言で済む拒絶の言葉も
身を裂くような心の痛みを覚えるのでしょう

慊人と彼らの間には
他人では理解し難い
踏み入れることのできない世界がある
彼らだけの世界
その身に累々と流れる血の繋がり
血の絆

草摩籍真 (2nd Season 11話)




私ね
私、物の怪憑きで生まれたこと
悲しかったよ
やっぱり

子供の頃、私のせいで両親が喧嘩する度
そのあとママが一人で泣いてるのを見る度
悲しかった
自分がたまらなく嫌だった
不安だった

だから夾くんと初めて会った日
嬉しかった
安心した
猫憑きに比べれば
私は全然不幸なんかじゃないって思えたから

こんな
こんな一人で
目玉焼きなんか描いて遊んでる子に比べれば
私は憐れじゃない
不憫でもないし
疎まれてもいない
この子に比べれば

そう実感できると知ったから
ずっと夾くんを見下していたんだ…
ひどいよね
私は 汚い

草摩楽羅 (2nd Season 11話)




あの日
逃げ出した自分
心から怯えた自分も汚く思えて
たまらなく汚く思えて
嫌だった
やり直したかった

なかったことにしてほしかった
だから バケモノの夾くんを
受け入れられる
綺麗な自分を夢見た

その考えこそが
汚いってことに気付かずに

夾くんを好きになれば
夾くんとの距離を縮められれば
夾くんが 私を好きになってくれれば
逃げた自分も 汚い自分も
なかったことになるんじゃないかって思った

辻褄合わせの恋だったの

分かったんだよ
あの子が夾くんを追いかける姿を見て
それで全部

私は夾くんの痛みなんて
考えてなかった
そう、結局は自分のことばかりで
いつだって自分のためだけに
夾くんを追いかけてた

ごめん…
ごめん…夾くん…

草摩楽羅 (2nd Season 11話)




楽羅
理由はどうあれ
一緒に遊んでくれたこと
俺は 嬉しかった
ありがとう

草摩夾 (2nd Season 11話)




たしかに
辻褄合わせで始まった恋だけど
私を呼んだ夾くんを
不器用だった夾くんを
いつしか…

草摩楽羅 (2nd Season 11話)




敵わないから憧れるんだ
むしろ、二人には幸せになってほしいよ
ああ敵わないって
ほんとに思い知らされるくらい
あたしじゃ追いつけない遠いところまで

白木繭子 (2nd Season 12話)




紫呉はまさになんとも言えない男だった
さざ波のような男
キスをするでも抱き合うでもなく
ただ、なんとく一緒にいて

白木繭子 (2nd Season 12話)




幸せになって
幸せになって

悲しくなりたくて
寂しくなりたくて
人は人を好きになるわけじゃないはずなのに
忘れて 消えてほしかったのは
あの日の二人なんかじゃなかったのに

白木繭子 (2nd Season 12話)




うそだろ
何がこの人をまだ
こんなにも蝕んでいるんだ

うそだろ?
空はあんなに青くて
水はこんなに光ってて
みんな楽しそうに笑ってて
なのにうそだろ!

はとりくんが
はとりくんは幸せになれないなんて
そんなのうそだろ!!

だったら私はもう何も信じない!

いいんだよ
もう、いいんだよ…
助けて…
この人をもう解放してあげて

──最大級のエゴで願う

白木繭子 (2nd Season 12話)




俺はただ
少しだけ外に出たくて
理由をつけて少しだけ

逃げたくて…

疲れていただけで
そうだな
意外に泣くと楽になるのかもしれない

ただがむしゃらに
子供のように
下手になっていくな
歳を追うごとに
そういうことが下手になっていくものだな

あんな大声で
俺の代わり君が泣いた
ありがとう

草摩はとり (2nd Season 12話)




5年、10年は大袈裟だけど
あたしは髪を短く切って
彼はまた まゆ と呼ぶようになって
天気の良い日に二人で出かけるようになるのは
もう少し先の話

白木繭子 (2nd Season 12話)




     
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